トレーサビリティ体系図に関する疑問に答えます

いろいろなものが国際的に取引されることが多くなった時代で自国にだけ通用する証明書にどのような意味があるでしょう。国を超えて、世界的に通用する保証がなければ国ごとに正しさを証明する必要が出てきます。それは無駄な労力を使うことになり、時間も費用も無駄に使うことになります。それを避けるために行われるのが国家間の相互承認です。その制度に加盟する国で行われた校正ならば同等みなしてもらうことができてコスト削減、時間の短縮が望めます。ただしそのためには国で定めた標準と比較して正しいことが保証されている必要があります。校正において、それを示すことができるのがトレーサビリティ体系図です。あまり聞きなれない言葉ですが、知っていると知らないとでは国際社会で大きな差が生まれます。

そもそもトレーサビリティってなに?

「トレースをする」と言うことは、追跡すると言うことです。だからトレーサビリティは追跡ができることをさす英単語です。追跡可能性と訳すことができます。トレーサビリティ体系図を使って追跡可能になることは、校正した記録の経緯です。計量や測量を行う機器は、校正が必要です。校正は、その計測器が表示する内容の正しさの根拠となります。そして、校正とは何かと比較することによって行われます。その比較対象は、校正されるものよりも正しいものでなければ意味がありません。このように校正の比較対象となる機器を原器まで辿ることができることがトレーサビリティです。原器が国家計量標準などの国で定められているものであることが重要です。このトレーサビリティが校正の結果を国際的に適用可能にするために重要な役割を果たします。

トレーサビリティ体系図によって何ができるの?

トレーサビリティはJCSSのマークのついた校正証明を辿れば、原器まで追うことができることを保証したものです。トレーサビリティ体系図はそれを系統図で示したもので、決められたフォームがあるわけではありません。被校正機器から常用標準と言われる認定事業者が使う校正元、次に参照標準と呼ばれる基準があり、最終的には国家標準に行き着きます。それは校正対象により異なり、常用標準がいくつかあるものや常用標準がなく参照標準で校正する場合もあります。重要なのは国家標準にまで辿ることが体系図になっていることです。それによって国家で標準と定めたもので校正したことの証明することができるからです。国家間での取引が行われるときにこの体系図を示すことで相手国の校正を不要とことが可能となります。

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